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双语朗读小王子第十章

来源:小王子 时间:2018/6/19

莜蕾朗读小王子,中日双语。

送给内心还有一个童话世界的大人们~

第十章

やがて王子さまは、小惑星、、、、、のあたりまでやってきた。そこでそれらの星を訪ねて、仕事をさがしたり見聞を広めたりすることにした。

最初の星には、王さまが住んでいた。王さまは、,緋色の衣に白テンの毛皮をまとって、ぜいたくではないが威厳のある玉座にすわっていた。

「おお、民が来たか!」小さな王子さまを見つけると、王さまはそう叫んだ。王子さまは不思議に思った。

「一度も会ったことがないのに、ぼくが誰だか、どうしてわかるのかな?」王子さまは知らなかったのだ。王さまというものにとって、世界はとてもかんたんで、人はみな民であることを。

「もっとよく見えるように、近くへ」ようやく君臨する相手ができた王さまは、満足そうに言った。

王子さまは目ですわるところをさがしたが、王さまのみごとな白テンのコートで、星はほとんどふさがれていた。それで立ったままでいたのだが、疲れていたのでついあくびが出た。

「王の前であくびをするとは、なにごとか」王さまが言った。「あくびは禁止だ」

「がまんできなかったんです」王子さまは、かしこまって言った。「ずっと旅を続けてきて、眠っていなかったので……」

「ならば」王さまは言った。「あくびを命じる。もう何年も、人があくびをするところを見ておらん。興味がある。さあ!もう一度あくびをせよ。命令だ」

「そんな、緊張しちゃいます……もうできません……」

王子さまは、まっ赤になった。

「えへん!えへん!」王さまは咳ばらいした。「それでは……こぅ命じる。ときにはあくびをし、またときには……」

王さまは早口になつて、少し言いよどんだ。どうやら不愉快になったらしい。

というのも、王さまは、なにより自分の権威が守られることを望んでいたからだ。命令に従わないなど、がまんならない。絶対君主なのだ。けれど性格のいい王さまだったので、無茶な命令を出したりはしなかった。

「もし、予が」となめらかな口調に戻って、王さまが言った。「もし、予が将軍に海鳥になれと命じて、将軍が従わなかったとしても、それは将軍のあやまちではなかろう。予のあやまちであろう」

「すわってもよろしいでしょうか?」おずおずと、王子さまがたずねた。「すわるよう命じる」王さまはそう答えると、白テンのコートのすそを、おごそかに引きよせた。

王子さまは、驚いた。その星は、ほんとうにちっぽけだったのだ。ここで王さまは、いったいなにを治めているというのだろう?

「陛下……王子さまは声をかけた。「おたずねしてもよろしいでしょうか……」

「たずねるよう命じる」王さまは急いで言った。

「陛下は……なにを治めていらっしゃるんですか?」

「すべてをだ」いともかんたんに、王さまは答えた。

「すべてを?」

王さまはさりげない身ぶりで、自分の星も、ほかの惑星も恒星も、ぐるりとぜんぶを示した。

「このすべてをですか?」王子さまは言った。

「このすべてをだ……」王さまは答えた。

この王さまは、絶対君主であるだけでなく、宇宙の君主でもあったわけだ。

「じゃあ、星はみんな陛下に従うんですか?」

「もちろん」王さまは答えた。「ただちに従う。従わないことは許さん」

あまりの権力に、王子さまはびっくりした。もしぼくにそんなカがあったら、一日に四十四回どころか、七十二回でも百回でも、いや二百回でも、いすさえ動かさずに、陽が沈むところを見られただろうに!王子さまは、あとにしてきた自分の星を思い出して、少しさびしくなったので、思いきつて王さまにお願いをしてみることにした。

「ぼく、夕陽を見たいんですが……お願いします……太陽に沈めと命令してください……」

「もし予が将軍に、蝶々のように花から花へ飛べとか、悲劇を一作書けとか、海鳥になれなどと命じて、将軍が従わなかったら、悪いのは将軍か予か、どちらだ?」

「陛下です」王子さまはしっかり答えた。

「そのとおり。人にはそれぞれ、その人ができることを求めなくてはならん」王さまは言った。「権威というものは、なにより道理にもとづく。もし人民に、海に行って身を投げろなどと命じたら、革命が起きてしまう。予の命令が道理にもとづいておるからこそ、予には服従を求める資格があるのだ」

「それで、お願いした夕陽は?」一度質問をしたらけっして忘れない王子さまが、話を戻した。

「夕陽は、見せよう。予が命令しよう。だが予は、統治のコツとして、状況が好ましくなるまで待つのだ」

「待つって、いつまでですか?」小さな王子さまはたずねた。

「えへん、えへん!」分厚い暦を調べながら、王さまが答えた。「えへん、えへん!だいたい……だいたい……今夜の、だいたい七時四十分である!そうすれば、太陽も予に従うことが、よくわかるであろう」

王子さまはあくびをした。夕陽が見られなくて残念だった。それに、少しつまらなくなってきた。

「ここではもう、することがなくなりました」王子さまは、王さまに言った。

「そろそろまたでかけます!」

「行くな」君臨する民ができて満足していた王さまは、言った。「行くな。大臣にしてやろう!」

「なんの大臣ですか?」

「えー……法務大臣だ!」

「でも、裁く人なんて誰もいません!」

「それはわからん」と王さま。「予はまだ、この王国をめぐってみたことがない。ずいぶん年をとってしまったが、馬車に乗ろうにも、そもそもその置き場もない。歩くのは疲れる」

「ああ!でもそれなら、もう見てきましたよ」王子さまはそう言うと、身を乗りだして、星の反対側をもう一度ながめた。「むこうにも、誰もいません……」

「では、そちが自分を裁けばよい」王さまが言った。「これは最もむずかしいことだ。他人を裁くより、自分を裁くほうがずっとむずかしい。自分をきちんと裁けるなら、そちは真の賢者ということだ」

「ぼくは」という王子さま。「どこにいても自分を裁けます。なにもここに住むことはありません」

「えへん、えへん!」と王さま。「たしか、予の星のどこかに、年寄りのネズミがおる。夜になると音がしている。このネズミを裁けばよい。ときどき死刑も出すがよい。ネズミの命は、そちの判断ひとつということになる。だが節約のため、毎回恩赦を与えるように。ネズミは一匹しかおらんのでな」

「でも」と小さな王子さまは答えた。「ぼくは死刑なんか出したくありません。やっぱりもう行きます」

「ならぬ」王さまが言った。

王子さまは、旅立つしたくを終えていたが、年老いた王さまに気まずい思いをさせたくはなかった。

「誰もが必ず従うことをお望みでしたら、陛下はぼくに、道理にもとづいた命令をお出しになればいいんです。たとえば『一分以内に出発せよ』って。状況も好ましいよぅですし……」

王さまがなにも答えなかったので、王子さまは最初ためらったが、ちょっとため息をつくと、出発した。

「そちを大使に任命する」王さまが急いで叫んだ。

威厳ある堂々とした様子だった。

「おとなって変わってるな」王子さまは、旅を続けながら、つぶやいた。

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