王子おうじさまは星ほしから出でて行いくために、渡わたり鳥どりの移動いどうを利用りようしたようだ。旅立たびだちの朝あさ、王子おうじさまは星ほしをきちんと片付かたづけた。活火山かっかざんを掃除そうじして、煤すすを丁寧ていねいに取とり払はらった。二ふたつの活火山かっかざんは朝食ちょうしょくを温あたためるのになかなか便利べんりだった。用心ようじんにこした事ことはないので、一ひとつある死火山しかざんの煤すすも払はらっておいた。綺麗きれいに掃除そうじしておけば、火山かざんは静しずかに安定あんていして燃もえて、噴火ふんかはしない。
我想,小王子是趁着一次候鸟迁徙的机会出走的。临走的那天早上,他把自
己的星球整理的井井有条,细心地把活火山口通一通——他有两座活火山,热早饭很方便。他还有一座死火山。他常说:“不怕一万,就怕万一呀!”因此他把死火山也通好了。火山口都通好了,火势就会缓和而均匀,火山就不致突然爆发了。即使爆发,火势也不过像是壁炉中的火焰一样。当然,在我们的地球上,我们的个子太小了,我们不能够去通火山,所以火山给我们带来许多麻烦。
それから王子おうじさまはちょっぴり寂さびしそうに、生はえてきたばかりのバオバブばおばぶの芽めを抜ぬいた。
二度どと帰かえってくるつもりはなかった。その朝あさはやり慣なれた作業さぎょうが、何なにもかもとても愛いとしく感かんじられた。花はなに最後さいごの水みずをやり、ガラスがらすの覆おおいを被かぶせてあげようとした時とき、王子おうじさまは自分じぶんが泣なき出だしそうになっている事ことに気付きづいた。
小王子还把剩余的最后几株猴面包树幼苗统统拨掉了。他感到有点儿忧伤,
以为自己大概永远不会回来了。可是那天早上,他觉得所有的活计都分外亲切。
当他最后一次给花浇水,并准备把她罩起来的时候,他发现自己真想哭。
さようなら。
王子おうじさまは花はなに言いった。しかし、花はなは答こたえなかった。
さようなら。
王子おうじさまは繰くり返かえした。花はなはせきをした。でも、風かぜのせいではなかった。
私わたしがバカばかでした。許ゆるしてください。幸しあわせになってね。
非難ひなんの言葉ことばがなかったので、王子おうじさまはびっくりした。すっかり戸惑とまどって、ガラスがらすの覆おおいを持もったまま立たち尽つくした。この穏おだやかな優やさしさの意味いみが分わからなかった。
“永别了。”他对花儿说道。
可是花儿没有回答。
“永别了。”他又说了一遍。
花儿咳嗽起来,但她的咳嗽并不是由于感冒所致。
她终于对他说道:
“过去我真傻。请你原谅我吧。祝你幸福。”
花儿对他未加责怪,使他感到惊讶。他手举保护花儿的玻璃罩子,不知所措
地伫立在那里。他没体会到花儿这种沉静的柔情。
そうよ、私わたし、あなたを愛あいしている。あなたが気付きづかなかったのは私わたしのせいね。もうどうでもいいけど。でもあなたも私わたしと同おなじくらいバカばかだったのよ。幸しあわせになってね。ガラスがらすの覆おおいは捨すてて、もういらないから。
“我确实爱你。”花儿对他说道,“是我的过错,没叫你了解我的一片心意。
这都没有什么。不过,你过去也和一样地傻。祝你幸福……请你把玻璃罩子放到
一边去吧!我再也用不着它了!”
でも、風かぜが。。。
風ふうならそんなにひどくないわ。夜よるの涼すずしい空気くうきは体からだにいいし、私わたしは花はなですもの。
でも、動物どうぶつが来きたら。。。
蝶蝶ちょうちょうと知しり合あいになれたかったら、毛虫けむしの二匹ひきや三匹ひき、我慢がまんしなきゃね。蝶蝶ちょうちょうって、とても綺麗きれいだって聞きいたわ。だって、他ほかに誰だれが私わたしを訪たずねてくれるっていうの?あなたは遠とおくへ行いってしまうし、大おおきな動物どうぶつも全然ぜんぜん怖こわくないわ。私わたしにだって爪つめがあるもの。
“可是风会……”
“我的感冒并不那么厉害……夜里的凉风倒会对我有好处。我是花儿呀。”
“可是虫子野兽会……”
“我要是想认识蝴蝶,就得经得住两三只毛毛虫的打扰。听说蝴蝶美丽极了。
不然的话,还有谁来看望我呢?你就要远方去了。那些大野兽么,我一点儿也不
怕它们,我也有爪子呀。”
そう言いって花はなは無邪気むじゃきに四本ほんの刺とげを見みせ、こう言いった。
そうやっていつまでもぐずぐずしないで、いらいらするから。行いくって決きめたのなら、すぐに行いって。
花ばなは泣ないているところを、王子おうじさまに見みられたくなかったのだ。それほど自尊心じそんしんの高たかい花はなだった。
于是,她天真地给小王子看她那四根刺,然后又说道:
“别这么磨磨蹭蹭的,真叫人心烦!你既然决定要走了,那就快走吧。”
她这么说,是因为她不愿意叫小王子看到她掉眼泪。她是一朵多么骄傲的花
儿呀……
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